2013年12月7日土曜日

「桃源の家」の庭 秋

 
10月に夏に庭作りさせて頂いた豊田市の「桃源の家」に行ってきました。
樹木、下草、芝の様子を見に行きつつ、写真を撮って来ました。




 
芝がしっかり根付いて青々としていて裏の山とリンクさせたマウントも馴染んでいました。
樹木、下草も順調に育っていました。
写真はありませんが北庭のモミジ、ハウチワも10月の時点で少し紅葉していました。
 周りに見える山はスギ、ヒノキばかりなので庭に植えた樹木や下草で紅葉や四季の花を
楽しんで頂ければうれしいです。
 
 
 
気がつけば12月になり本格的な冬に突入です。
山では雪が積もり厳しい冬だと思いますが、雪景色の桃源の家も別の良さがありそうです。
厳しい冬が終わり来年の春にはH君が芝を駈けまわっていることが楽しみです。
 
健人

2013年10月22日火曜日

岡崎市で庭作り 沓脱石編

 
今岡崎市で庭作りをしています。
少し前のことですが沓脱石を設置しました。 
 沓脱石と言っても形の整っているものではなく、
既存の庭石を沓脱石として使う事が条件でした。
 

 
ユンボで石を転がして沓脱石になりそうな物を選びました。
中にはユンボでは上がらない石や加工の必要なもありました。
全部で4つ据えましたが大小のバランスもうまくとれました。(写真はありませんが・・・)
 
今この現場の前庭で石積みをしています。
また写真アップします。
 
健人
 
 
 
 
 
 

2013年10月7日月曜日

石工事のお手伝い

 
岐阜県大垣市で先輩庭師の梅村さんの石工事の手伝いをしました。
梅村さんは僕を可愛がってくれる先輩の1人で、
以前から鈴木庭苑に手伝いに来てくれたり、僕を手伝いに呼んでくれたりします。
 
この日は梅村さんの優しい指導を受けながら石積みをしました。
 
 
梅村さんが選んだ石を割り、チェックしてもらいます。
 「あと少しだねぇ。」と一切の妥協の無い梅村さん。 
 その気持ちに応える為、また石を割ります。
 
 時間の経過がやけに早く感じました。
 
 
苦戦しながらも着々と進んでいきました。
梅村さんの仕事に対しての想いや取り組む姿勢とても勉強になりました。
 ありがとうございました。
 完成の報告待ってます。

 
 鈴木さんは中庭の半卵型の石の造形物を造っていました。
僕が初めて現場に入った日にはほぼ出来上がっていました。

 
 完成した造形物です。
魅力的な形で半卵にもオウムにも見えます。
 自然の物を使い造形物を造ることは簡単な事ではないと思いますが
鉄やアルミにはない魅力、美しさがあると僕は思います。
 
お施主様がガーデンデザイナーなので遊び心が満載です。 
 梅村さんがやっている石積みもアールになっており神棚、水鉢とギミックもきいています。
建物もすごいです。(文字では伝えにくですがすごいんです。)
 
このような現場に携われたことはとても良い経験になりました。
 
ありがとうございました。
 
健人

2013年9月20日金曜日

2013秋の庭園管理 お寺



西尾市でお彼岸前の庭園管理をしました。
西尾市は愛知の小京都と呼ばれていてお寺も多く雰囲気のある街です。
そのお寺の一つの唯法寺で松の剪定を中心とした庭園管理をやりました。
380年余りの歴史があり、様々な行事もあるので色々な人がこの場所を訪れます。
その様なお寺で庭園管理をやらせて頂くことは良い経験で自分にとってプラスになることが
多いと思います。
 
先輩庭師の高橋さん、小笠原さんに応援に来てもらい4人で松の剪定をやりました。
高さ、幅もある松なので簡単にはやれません。
また色々な人がこの場所を訪れるのでその事も踏まえて丁寧な剪定をしなくてはなりません。
鈴木さん、高橋さん、小笠原さんのアドバイスを受けながら剪定をしていきました。
 2日間掛けて松、マキの剪定、茶庭、中庭のそうじ、苔の移植、消毒を行いました。
ありがとうございました。
 
健人
 

2013年9月11日水曜日

豊明市で石工事

豊明市で石工事をやりました。
この現場は岩組、植栽などで以前から入っていました。
写真の男の子(M君)はこの家のお子さんで、僕の弟子です。(笑)
庭に興味をもってくれて植栽の時も僕の手伝いをしてくれました。
 この日も据えた石を突き棒で突いてくれたり、整地をしてくれました。
時間が限られていましたが、M君が協力してくれたお陰で完了することができました。
M君ありがとう。
 
僕自身は石の据え方、ワイヤーの掛け方など課題はありましたが
お施主様に大変喜んで頂けたので良かったです。
石工事が少ない時代なので一現場、一現場を大切にしてお施主様に喜んでもらえる
庭を作れる様に頑張りたいです。
貴重な機会を与えてくれたお施主様、野はらうたさんありがとうございました。
 
ちなみにM君の夏休みの自由研究は庭だそうです。
 
健人
 

2013年9月4日水曜日

「桃源の家」の庭 豊田市」で庭作り 4


豊田市の庭の続きです。
裏庭の次は前庭の芝張りです。
前にもblogに書きましたが、この現場の土は粘土質で整地に苦戦しました。
水が溜まってしまうとグチャグチャなって芝張りができなくなってしまうので
サバ土を入れたり、水抜きを作ったり工夫して整地をしました。  

 前庭の下草はお施主様の希望のラベンダー、アガパンサス、スイセン、
シバザクラなどを植えました。 
普段はあまり植えない種類の下草でしたが綺麗に仕上げることができました。 

最後に竹で作った名札を付けます。 
お施主様が樹木や下草の名前を覚えて少しでも庭に興味を持ったり、 
楽しんで頂けたら嬉しいです。 
 
 
  
 
途中間が空いて工期が長くなってしまいましたが無事完了しました。
見渡す限り山、山、山でまさに桃源郷でした。
 
周りがスギ、ヒノキの植林の山ばかりなので
広葉樹を植えたり、芝のマウントを作りました。
 
芝のマウントは遠くに見える山並みとリンクさせました。
お子さんが走り回ったり、家族で遊ぶ庭として使って頂けたら嬉しいです。
裏庭はコハウチワやイロハモミジの紅葉楽しんだり、四季を通して綺麗な花を
楽しめる下草を入れました。
 
建物、環境、明るく優しいお施主様のお陰で最初から最後まで
気持ちよく仕事が出来ました。
ありがとうございました。
 
健人
 
 
 









2013年8月28日水曜日

「桃源の家」の庭 豊田市で庭作り 3

桃源の庭の続きです。
前回種を蒔いておいたディコンドラの芽が出てきました。 


初めてこの現場に来た時、チガヤやスギナがたくさん生えていましたが
今回も徹底的に除草した結果ほとんど生えてきませんでした。
 
この「桃源の庭」では約50種類の下草を使います。
裏庭には山野草を中心に植えました。
 
写真では分かりませんが、サギソウのかわいらしい花が咲いていました。
 
完了まであと少し。
 
続く
 
健人
 
 

2013年8月24日土曜日

庭園技術連続講座 「三渓園」

 
 



庭園協会の庭園技術連続講座で横浜の三渓園に行ってきました。
 時間の関係で内苑しか見ることができませんでしたが、
重要文化財の建物や庭を庭園協会の方の説明を聞きながら回りました。
特別公開の時しか入ることができない建物を見学させてもっらたり、
広大な土地に造られた美しい庭を見ることができました。
とても良い時間が過ごせました。
 
今回で3回目の連続講座でしたが毎回美しい庭を見学させてもらったり、
庭園協会の方々の貴重な話を聞かせてもらっています。
休憩時間や昼の時間でいろんな地域の優しい先輩庭師と仲良くなったり
それぞれの土地の仕事の内容など情報交換もしたりしています。
会場が関東で時間も交通費もかかりますが、毎回良い時間を過ごしています。
次も楽しみです。
 
健人
 

2013年8月6日火曜日

「桃源の家」の庭   豊田市で庭作り 2

裏庭に周る通路です。
幅も狭く崖になっている為、裏庭の植栽の時は大変でした。
草を丁寧に取ってサバ土を入れ整地して芝を張りました。
現場が山間部で今の時期は夕立(スコール)がよくあり、すごい勢いで雨が降るので
土が流れるのを防ぎます。
 


マウント造りも少々苦戦。
普段はサバ土(サラサラの山砂)で整地したり、マウントを作ったりしていますが、
この現場の土は赤土(コテコテの粘土質の土)なので雨上げりなどはドロドロになるし、
土も重く整地ができません。(しかも毎日の様に雨が降る・・・)
雨が降らない日尚且つ土が乾いている日を狙って現場に入りました。
作戦通り土も乾いていて何とか整地、マウント造りにかかれました。
 
写真はありませんが裏庭も水抜きを作ったり、サバ土を入れたりして綺麗に仕上げることが
できました。
 
自然に囲まれた気持ちのいいこの現場もいよいよ終盤です。
あとはマウントの仕上げ、芝張り、下草、砂利敷きです。
 
つづく・・・
 
 
 

2013年7月31日水曜日

「桃源の家」の庭   豊田市で庭作り

 豊田市東大林で庭造りをしています。
豊田市と言っても町からはずいぶん離れています。
写真を見てわかるように周りは山です。
 とても気持ちのいい現場です。
建物も素敵で正に「桃源郷の家」です。
僕は田舎と自然が大好きなのでついついテンションが上がってしまいます。
 
 
 
 
 
 

 初日はユンボの搬入とマウントの形、位置を決めをしました。
町よりも気温が低いので仕事もしやすいです。
 
植栽はモミジ系は中心に高木、中木を8本入れました。
裏庭には狭い通路を通らないと周れず、道板を敷いてユンボと樹を入れました。
鉢の大きいコハウチ、イロハモミジを入れるのに苦戦しました。しかも落ちたら真っ逆さま・・・
前庭はバランスを見てアオダモを入れる位置を変更し、綺麗に納める事が出来ました。
 
現場で出た石を沓石として使うことに!

続く

2013年7月27日土曜日

「福釜の庭」 安城市で造園外構工事


安城市で造園外構工事をしました。
鈴木さんが以前から庭の管理に入っていたお施主様で
今回幸田町から安城市に引っ越すということで
造成工事からやらせて頂きました。
田んぼに囲まれた2世帯住宅で敷地も広くとてもいい環境でした。
僕が鈴木庭苑に入って初めての工事でした。

チガヤ、スギナがたくさん生えていましたが、徹底的に伐根しました。 
 

お施主様のご希望で板塀を作らせて頂きました。
施工はほぼ一人でやりました。
予定より時間は掛ってしまいましたが、線も綺麗に出ていて
上手く作ることができました。
お施主様にも喜んで頂けました。

石工事もありました。
駐車場から玄関まで続く約130枚の石張りです。
下地造り、ベース打ち、測量もこれだけの枚数があるとかなり苦労しましたが、
綺麗に仕上げることができました。
 
 

 

植栽は狭いスペースでしたが遠近感、立体感を出すことができました。
下草も色々な種類を入れました。
 
写真のデッキは大工さんに施工して頂きました。
とても広いデッキで、お施主様も庭を眺めながらお茶をしたりお食事をとるそうです。
 

 
 
 
 

敷地造成工、石工、植栽工、木工。
ひとつの現場でいろいろなことをやらせて頂きました。
時間を掛け丁寧に施工した結果お施主様に大変喜んで頂くことができました。
お施主様は僕の体の心配をしてくれたり、(遅くまでハードにやっていた為(+o+))
時間が掛ってしまっても嫌な顔一つせず励ましの声を掛けてくれました。
とても優しいお施主様でした。
ありがとうございました。
 
健人

2013年7月24日水曜日

コンフォルト


コンフォルトに鈴木さんが載りました!!
石積みの工程、ポイント、実例や鈴木さんの考えが載っています。
詳しい内容は秘密です。(笑)
実際に手に取って確認してください。
 
取材は2日間ありました。
 
取材1日目は実際におしゃ楽さんで石積みを行い、
石積みの工程やポイントを鈴木さんが説明をすると言う内容でした。
鈴木さんの取材なのになぜか朝から緊張していました。(笑)
小泉さん(小泉植物園)がおもに石を積み、僕は手もとをしました。
小泉さんには取材の日に初めて会ったのですがとても優しく、
動きもスマートかつストロングでした。
鈴木さんの指示に適切に答える技術や石を積む姿とても勉強になりました。
半日で石積みは完了しました。
夜は鈴木さんが庭を作った久田屋さんで取材を兼ねた食事会でした。
緊張でかしこまっていた(鈴木さんの取材なのに(笑))僕にコンフォルトの阪口さん、
ライターの清水さん、カメラマンの長谷川さんが優しく声を掛けてくれました。
若い僕に対しても質問をしてくれたりとてもいい時間が過ごせました。
 
取材2日目は実際に鈴木さんが造った庭を周りました。
1軒目は小森内科クリニックさんです。
僕は朝一で撮影の為の掃除、準備をしました。思ったよりも早くコンフォルトの方々が到着しましたが、撮影までには間に合いました。(実は取材1日目の前日に夜10時まで掃除していました。(+o+))
 
2軒目はSLAP STICKさんです。
実は僕も庭を見るのは初めてで、
鈴木庭苑に入ったばかりの時、鈴木さんが造った作品集(写真集)を見して時から
気になっていた庭の一つです。
コンフォルトの方々と一緒に到着した為、素早く掃除、水打ちをして撮影開始。
本を見て頂ければわかりますが、とてもいい写真が載っています。
 
3軒目は豊田歯科さんです。
豊田歯科さんもSLAP STICKさん同様に気になっていた庭の一つです。
掃除がいらないを程綺麗にしてあり助かりました。
スギゴケの状態も良くとてもいい撮影ができました。
 
最後にコンフォルトの方々とコメダに移動し、
鈴木さんが庭に対しての思いや考え話し取材は終わりました。
この時も僕にも話しを振ってくれたり、取材の時の動きを褒めて頂いたりとても
嬉しかったです。
 
 
とてもハードな2日間でしたがなかなかできない経験をすることができました。
とても和やかな雰囲気の取材でした。
出来上がった本もとても読みがいのある内容でした。
是非是非手に取って確認してみてください。
ありがとうございました。
 
健人
 
 
 

2013年7月22日月曜日

「大手町の庭」  刈谷市で庭作り


 
 
6月に刈谷市で庭作りました。
今回の工事はアプローチ自然石乱場張り、
小スペースながら約20種類の樹木、50種類の下草と、
とても密度の高い工事です。
石は揖斐黒石です。
初めに鈴木さんが縁を張り、
僕は中に張る石を探したり、加工したりしましたが。。。
「これだ!」と思う石がなかなか見つからず
一つの石を据えるのに時間がかかったり、
あと少しというところで石を割り過ぎて
ダメにしてしまったり苦戦しましたが・・
 
 
 
とても綺麗に仕上がりました。(殆ど鈴木さんが張りましたが・・・)
 
 

 
植栽もなかなかシビレました。
 
今回の現場はユンボが入れれない為、すべて手掘りでした。
悪い土(残土)も大量に出て搬出しながら、
サバ土を土壌改良しながら客土していきました。
繊細な雑木に適切な土壌にしながら植え込んでいきました。
 
建物、塀が近く、一番大きなアオダモを植える時は
慎重にクレーンを操作しました。
 
 
 

少しの傾きや向きにこだわり、納得するまで木の位置を調整しました。
 




 
お施主様に喜んで頂く事が出来た石張りです。
既存のアプローチから建物につづく石張りは角を出し石と石がぴったりと
合うように仕上げました。
 



建物から表の庭へとつづく石張りは丸みを出しより自然な仕上げになりました。
どちらの石張りもそれぞれの良さを出す事が出来大満足です。
 
石工事、植栽とも納得するまで徹底的にやった結果お施主様にも
大変喜んで頂けました。
このような庭を作らせて頂く機会を与えて頂いたお施主様に感謝です。
ありがとうございました。
 
健人